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2008年8月 5日

雑記 蟹工船を読む

えー、今週一週間は、上司にお子様が御誕生なされたり、高専の同期だったのっち∥ちゃーりー氏と、みけとし氏が立て続けにご結婚なされたりとめでたい事が続きました。
みけとし氏の結婚式では二次会に呼ばれまして、ビンゴでドーナツ棒もらいました。
美味しかったです(・∀・)
改めまして、おめでとうございます。


で、それと相反するような内容になってしまうのですが。
巷で話題の「蟹工船 (小林多喜二作)」を読んでみますた。

ウチの父親は読書家の鑑ともいえる存在で、「あの本あるか?」と質問すれば大体所有しているほどの、文字通り本の虫です。
それだけにあれ読めこれ読めをいろいろ薦めてくるわけですが、今回も案の定巷で話題だから、という理由で薦めてきたわけで。
こちらとしても普通に興味があったので借りて読むことにしました。
昭和49年に刊行されたモノなので、しこたまボロボロになっているのが余計に雰囲気をかもし出しております(;^ω^)
プロレタリア文学というのをはじめて読んだので、正直取っ掛かりを探すのに時間がかかりました。
が、途中からあの吐き気を催すような独特の空気感が面白く感じられるから不思議なモンですな。
気がついたらわりとすんなり読破。

で、読んでみた感想。

確かに、蟹工船の立ち位置と、今の派遣業務はどことなく通じるとこがあるように思います。
企業のトップが切り詰めるところを切り詰めた結果、先行きが不透明な職場が生まれているという点において。
少なくともそういった「共通点」を探してしまうという点では、自分もやはり「いまどきの若者」なんだろうなー……。

マスコミが取り上げた蟹工船の話題では、なんか共産党の集会に若者の姿が増えているそうで。
思想なんて人それぞれだとは思いますが、単純にこれを読んで流されている人もいそうだな、と思うと少し怖い気もします。
なんと言うかそういう人達からは、例えるならば「硫黄島の手紙」を観た私が、戦時中上海に赴いて命からがら生きて帰ってきたウチの祖父に「戦争は悲惨ばい」と説いて聞かせるような、理不尽な類の矛盾を感じてしまうんですよね。
比べるにしても比較対象が悲惨すぎるような気がする、というか。

しかしながら一方で、判るような気もします。
蟹工船では、仕事中に骨すら拾ってもらえないような死に方をする時代を描いてます。
命や家族がかかっている手前、その叛骨精神も並大抵のモノではない。
一方現代は、突然死などの例外はあれど、決して蟹工船の中のような理不尽な生活環境ではないわけで。
それだけに、一種の生殺し状態に陥りやすいのかなー、素で共感しやすくなってしまうのかなー、などと逆の目線でも考えてしまいました。

ウチの父親などは、「仕事とは何ぞや」という事を知る上では申し分ない本だと申しております。
確かに、普通に仕事をしていても会社の上下関係たるや理不尽のカタマリですからな。
社内で不満を感じた事はそうないですが、数多のクライアントに何度泣かされたことか(;><)
浅川監督のセリフに対する漁夫達の言葉には否応なしに共感しておりました(;^ω^)
私はどうやら、読んでいる最中はこの読み方になっていたようです。
仕事っちゅうのは、大なり小なりこんなもんなんでしょう。

とりあえず蟹工船は読んでしまいましたが、二本立てになっておりまして、後半分「一九二八・三・一五」という話が残っております。
実は絵も描いている最中なのでその合間にでも読んでしまおうと思います(・∀・)

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コメント

KAZUBOH : 2008年8月 7日 20:06

>生きること、そして、仕事すること、そんなもの取るに足らないという答えにいきつくだろうか?
理想は結局そこだよね、なかなか大変だけど。

ティーノ : 2008年8月 7日 19:43

生きること、そして、仕事すること、そんなもの取るに足らないという答えにいきつくだろうか?

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